父が医院を営んでいた野蒜地区は私の故郷であり、思い入れの強い場所です。
震災前に、週に1度、診療に訪れていましたが、そこに集まる住民の皆さんたちの顔を忘れることはできません。津波で父を亡くし、医院は全壊となりました。それでもお世話になった皆さまを医療機関のない集団移転地域に住まわせるわけにはいかないと、歯科と整形外科の設置を決意いたしました。

2021年1月に名称を野蒜ヶ丘痛みのクリニックと変更しペインクリニックを開設致します。
また、通院がご家族の負担にならないよう送迎サービスも行います。

利用してくださる皆さまが、笑顔で日々の暮らしを送れるよう、そしてこの町の安心に役立てる施設となりますよう想いを込めて運営をしてまいります。

理事長　藤野　裕　

皆様こんにちは。この度院長に就任しました三浦皓子です。
私はペインクリニックを専門としております。「ペイン」とは「痛み」を意味します。痛みの感覚は個人差があり、また他人に理解してもらえないというもどかしさを感じている方もいると思います。腰痛、肩こり、頭痛、帯状疱疹後の痛み、術後の痛みなど様々な「痛み」に私は寄り添っていきたいと思います。
この野蒜の地は私の祖父、藤野隆雄が半世紀以上前に開業した地でもあります。東日本大震災で祖父も医院も失いました。数年後、この高台に集団移転地域ができると決定し、名称も野蒜ヶ丘となりました。当法人理事長が、祖父の代よりお世話になっている皆様のためにとこの地域に整形外科開院を決意しました。
祖父と父の意志を受け継ぎ皆様により良い医療を提供したいと思います。

この度、ペインクリニックを開始致します。

これまで通り整形外科、リハビリテーション科は継続して診療します。
無料送迎サービスもお気軽にご利用下さい。
また関連施設の野蒜ヶ丘歯科とも連携し必要な方は送迎いたします。

皆様の笑顔のためにも日々の診療に精進いたします。
どうぞよろしくお願いします。

院長　三浦　皓子